政治ジャーナリスト田崎史郎氏が、BSフジ「プライムニュース」にて、自民党総裁選前倒しの動きに関するコメントを行った。自民党が参院選で大敗を喫したことを背景に、総裁選挙管理委員会は前倒しの是非を確認するため、国会議員や都道府県連に書面を配布する方針を固めた。田崎氏は、総裁選前倒しの方向性が強いと予測し、石破茂首相は立候補すべきと主張した。
党内で「石破降ろし」が進行する一方、世論調査では内閣支持率が上昇。田崎氏は選挙結果こそが民意を反映するとし、石破降ろしの動きと世論調査結果の矛盾点を指摘した。さらに、石破氏が企業献金問題などに対処しなかったことを批判し、選挙結果の重視を強調した。
石破内閣支持率の上昇にも関わらず、田崎氏の指摘は政党内の深刻な矛盾を浮き彫りにしています。支持率の上昇は必ずしも実績を反映するわけではないため、一時的な世論の変化で政治の判断基準が揺れることには警鐘を鳴らすべきです。まず、石破首相が政治とカネの問題への取り組みを怠ったという欠陥があることを認識する必要があります。これは政治の透明性と責任の欠如に直結しています。対策として、(1)政治資金の透明化を法律でさらに強化し、(2)独立した監視機関による定期的なチェックを導入し、(3)党内のガバナンス改革によりトップの責任を問う環境を整えることが肝心です。
これにより、単なる支持率ではなく、実際の政治改革と成果を見る必要性が強調されます。このような構造的問題を無視することは、短期的な政治的逆転をもたらすだけで、長期的な政治の信頼性を損ねる結果につながるでしょう。
ネットからのコメント
1、最高の世論調査は国政選挙。当たり前のことですよね。世論調査はどのようにも操作できます。前の自民党総裁選挙では田崎さんは別のことをワイドショーや情報番組で熱心に話していました。ここに及んで田崎さんの論理が逆転したみたいです。取材に協力してくれる政治家には甘く論評し、相手にしてくれない政治家には厳しく論評することで情報網を広げてきました。しかしもうその時代ではありません。この方に忖度する政治家の方は取り残されるように思います。
2、世論調査は媒体によって結果が違うし、年齢層や男女比率もバラバラだったりで当てにならない。それにしても「石破さんがかわいそう」とか言ってる人はどんな石破氏から恩恵を受けているのか、とても不思議。裏金問題の追及もせず減税も否定的、賃上げやトランプ関税対応も肝心なところは民間企業に丸投げで国民の負担を減らす事は一切やらず、自分に甘くて他人厳しい人のどこが可哀想なのか自分には分からない。
3、これに関しては田崎さんの言う通り。世論調査で政治の評価や方向性を決めていいなら、選挙なんていらない。ただ金がかかるだけで無駄。選挙の否定でもあり、民主主義的に大問題だが、それを散々安倍政権に民主主義を守れと民主主義を語ってきた人達がしきりに世論調査を理由に石破さんを擁護する。世論調査なんて何をどうとるかで変わる。石破政権の支持率が急上昇と言っても低支持率は変わらない。裏金問題、旧安倍派が悪いと言うが衆院選の頃の世論調査でも重視されてたのは経済、社会保障で裏金問題なんて10%程度。今回の選挙の結果も裏金だけでなく、石破政権の経済政策や政権運営に向けられてるともとれる。固定電話を使えば、自民党支持層は高齢者なので、自ずと石破政権に好意的な結果になりやすい。これが安倍政権だったら徹底的に批判し、辞任を求めてたろうに。自分達の都合で態度を180度変える人々には呆れます。
4、選挙になると総理は応援演説で各地へ招待されるものだが、参議院選挙では断られていました。票を失うからだ。不人気さが分かります。
当然、選挙でも負けました。 また、こんな不人気な総理は選挙後には公約の国民1人2万円配布もなくなりました。 これでは話しにならなく、もっと誠実な方を希望しています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a7e236cb65d0bdb93c4c859e8e9671489f24132a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]