トランプ米大統領は22日、ワシントンでの記者会見で、ロシアによるウクライナ侵攻への対応として、対ロシア制裁を科す可能性を示唆した。彼はウクライナ和平への取り組みに「満足していない」と述べ、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談ではロシアのプーチン大統領を説得しきれていない現状を指摘。その背景には「とてつもない憎悪」があるとし、2週間以内に状況の進展があるかどうかを確認する考えを表明した。
そこで大規模な制裁を行うか、まったく手を出さず「これはあなた方の戦いだ」と立場を変えるかを決める可能性がある。今回の発言は、今後の米国の対外政策に影響を与えるものとして注目されている。
トランプ大統領の発言は、国際社会における米国の道義的責任を問い直すものです。ウクライナでの人道的危機が続き、多くの人命が危険にさらされている中、「これはあなた方の戦いだ」とする選択肢は、米国の国家としての倫理の欠如を示しています。まずは、制裁という力を正しく使い、ロシア政府に明確なメッセージを送り、侵攻を停止させる環境を作ることが必要です。次に、国際連携を強化し、他国との協力を通じて平和への道を探るべきです。そして、ウクライナの復興支援を迅速に提供し、被害を中長期的に軽減する手段を模索することが望ましい。
このようなアプローチが、米国の世界における道義的立場を強化し、人道的価値観を高く掲げることに結びつきます。結果として、より平和的な世界の実現に寄与する力強い行動を求めます。
ネットからのコメント
1、トランプのこの“2週間以内”発言、もう何度目だ?結局は「様子見」と「口だけ強気」を繰り返し、肝心の行動はゼロ。ロシアの侵略を止めるどころか、プーチンに「まだ時間はある」と思わせるだけの茶番だ。ウクライナ国民が命を賭して耐えている間に、アメリカ大統領が「2週間後に考える」だと? 彼は自分が世界のリーダーを名乗る資格があると思っているのか。行動できない指導者ほど有害な存在はない。制裁を科すなら即座に科せ。それができないなら、せめてこれ以上、プーチンを助けるような“時間稼ぎ”の発言だけはやめるべきだ。
2、経済制裁純粋にロシアに制裁を科すだけでなく、ロシアが外貨獲得する貿易相手国にも高関税という名の制裁を課したら確かにロシアにも一定の効果はあるでしょうね。その一方で、想定対象国たるインドからアメリカには一定量の貿易があるので、それはそれで自国経済への影響も看過できないでしょうね。
それでも制裁を課すかはどうなんでしょう、というレベルだと思います。
3、という事はトランプ、プーチンの2者会談はやはり失敗に終わっていたという事。そもそもトランプとプーチンだけで会談するのが間違い。そしてこの「大規模な制裁」とやら。以前にも同じ事を言っていたような気がするが、トランプ氏はこう期限を決めるのが悪い癖だろう。期限が過ぎたらまた会談。するような気がするが、期限が14日とは長すぎだろう。そもそも制裁を課してから交渉に入る訳にはいかないのだろうか。
4、〉その時点で「大規模な制裁」を科す、もしくは何もせずに「これはあなた方の戦いだ」と言うかいずれかを決めるという考えを示した。 この二択なら、おそらく後者になるように思う。つまり、2週間以内に双方が譲歩して和平に向けて駒を進める気がないなら、もうアメリカはこれ以上関わらない、自分達のことは自分達で何とかしろ、といよいよ放り出すということだろう。 これはトランプとしては、初めて発言したことだと思うし、気持ちとしてはそちらに傾いている可能性が出てきたということだろう。
BRICSやグローバルサウスなど世界の動きを見れば、確かにアメリカがこの欧州内の戦争にいつまでもかまけてはいられない、というのは理解できる。当事者双方が主体的に和平を願い自分達が努力しなければ、解決は誰にも出来ない問題だし、主体性のない和平ではそれが続くこともない。 私達は元より「どうなるか見てみよう」しかない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4172099bd5c06863ffdeb7d66adf11c6bd88bb70,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]