北海道釧路湿原国立公園周辺に、メガソーラー建設が相次いでおり、合計27件の計画が確認されています。特別天然記念物のタンチョウなど希少生物の生息地が脅かされることから、釧路市は建設制限を求める条例案を準備するとしています。環境省の保護センター近接の工事現場では樹木がなぎ倒される様子が動画で公開され、環境破壊への危機感が広がっています。
市は今年7月にガイドラインを施行し、届け出を求めていますが、建築基準法の規制がないため、事業者の声は取材に応じられていません。
この状況は緊急事態です。希少生物の生息地である釧路湿原が環境保護の対象になりながらも、それが守られていない現状は深刻です。まず、建築基準法の範囲に自然保護を組み込む必要があります。次に、再生可能エネルギーへの転換が環境破壊の免罪符とならないよう、環境影響評価の厳格化を行うべきです。そして、地域住民と環境団体の意見を踏まえた開発計画の再検討が求められます。再生可能エネルギーは進歩の象徴ですが、自然破壊を許容することでその価値を下げてはなりません。自然と共存し、持続可能な未来を築くためには、より厳しい規制と透明性が必須です。
ネットからのコメント
1、猛禽類医学研究所の方々が粘り強く発信されてきたおかげで、ようやく世間の注目が集まってきました。それにしても27件という数字には驚きます。行政の対応がここまで後手に回ってしまったのが残念です。環境問題はこれだけではありません。外来種、シカの増加、山野草の盗掘など、お金にならないためかあまり注目されませんが、対応すべき課題は山積みです。
今でさえ危機的状況だと思いますが、手遅れになる前に手を打たなければならないと思います。
2、これは国が主体で動かないとダメだよね。自治体は法令の基準を満たせば許可を出さざるを得ないし事業者から裁判を起こされれば負ける。環境破壊しながらメガソーラーを作り再エネが占める比率が上がりましたって言っても意味がないでしょうに。更にライフラインに海外企業まで招き入れ結果的に安全保障上のリスクをも招いている。
3、開発が開始されてからでは遅すぎるんだよねもう間に合わないと思うでもここで食い止められるのであれば、全国の同じ様な事案が食い止められるのでは?自然を破壊するのは一瞬、元に戻すには相当な時間が必要だよね日本に素晴らしい自然をいつまでも残してもらいたい
4、奈良県でも知事が変わった途端山林の大規模開発で山肌がむき出しになり、地元では大雨でも降れば地崩れの恐れがあり中止をと言ってるが知事が許可したもんだから工事がどんどん進んでいる、ソーラーパネルは環境に良いとはいってるが、本当にそうだろうか、建設を制限すれば、設置事業者は外国みたいだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/79fbd50cc1f412f7488b7c19a45c594760752251,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]