愛知県豊明市が2025年8月21日に発表した「スマートフォン等適正使用推進条例」案では、余暇時間におけるスマホ利用を1日2時間以内とすることが示され、小学生は21時まで、中学生以上は22時までを利用時間の目安としています。市議会は8月25日に条例案を上程、可決されれば10月1日から施行予定です。堀江貴文氏はこれについて「頭おかしいな」とSNSで反応し、多くの賛同の声を受けました。
市側は誤った記述を正すために市長名義で公式サイトに声明を発表し、利用制限が市民に権利や義務を強いるものではないことを強調しました。
この条例案には明確な制度の欠陥が見受けられます。まず、スマホ利用の制限を設ける際の根拠が曖昧であり、何をもって2時間が適切なのかが示されていません。更に、利用時間が「目安」とされながら、保護者や学校が協力して促すとの矛盾があります。この案が生まれる背景には、過度なデジタル依存への懸念があるのは理解できますが、テクノロジーの利点を無視することは短絡的です。解決策として、教育プログラムを通じて子どもたちに自己管理能力を促進すること、保護者へのデジタルリテラシー研修の導入、学校内でテクノロジー利用の適正なガイドラインを設定するなどが考えられます。技術の恩恵を享受しつつ、健全な利用を阻害しない政策の啓発が求められています。
ネットからのコメント
1、個人の価値観を条例で決めるのはどうかと思うがね。パチンコも1日何時間とか決めたら(笑)スマホは悪影響とか言うならば世の中に悪影響あるものは沢山ある。個人の価値観、尊厳を尊重していく社会にしていかなければならないのに自治体が個人の価値観を制限するのはまったくおかしな話。
2、スマホの悪影響を何とか最小限に止めたい、市民を守りたいという思いがあるのだろうけど、公権力が条例作ってまで個人の生活権にまで介入するのは、いかがなものかな?とは思う。もう少し抑制的な方法があるのではないかな?例えば、市民向けの啓発活動を定期的かつ持続的に開催するとか、、、
3、あくまでも市民の目標として掲げているもので、罰則がある訳でもないんだから、これはこれでいいんじゃないかと思います。例えば、親が子どもに対して注意するときなんかに役に立つんじゃないでしょうか。どうしてもスマホが必要なら使えばいいんだから、これを「頭おかしいな」と切り捨てる方がおかしいんじゃないかと思います。
4、仮に条例を作ったとて、どうやって実効性を担保するつもりなんだろ?様々使っている時間は含まれないといっているが、ではその2時間に含まれるのはどういう時間なのか?という話にはならなかったのだろうか?スマホを使うことが問題ではなくて、そこから引き出す情報の取捨選択を適切にできるかどうか、その能力を養うことが時間以上に大事なのではないか?条例を作るなら、そういう方向の内容で検討してもらいたいと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a5b4dd5f61e5c0248b46b075895dfb6d8ae45b1b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]