今回の事件は、中国国防省が日本の自衛隊機へのレーダー照射に関する訓練通報の真偽を巡り反論を行ったものです。中国軍は12月9日に自衛隊機がレーダー照射された区域での訓練に関し、日本側へ事前通報をしたとする音声を公開しました。しかし、日本の小泉防衛大臣はその音声について、訓練の具体的な情報やノータムが存在しなかったと指摘しています。
さらに、中国国防省の報道官は12月6日に別の通報を行ったと主張し、日本側の受信も確認されたとしています。中国側は、日本が中国の通常の軍事訓練を安全保障上の脅威として誤って理解していると批判しています。

この事件に関しては、外交的なすれ違いが強調されており、国際的なコミュニケーションの乏しさが際立っています。中国と日本が異なる情報に基づいて主張を展開することで不信感が生じ、地域の安定に悪影響を及ぼしかねません。まず、国際的な通信や信頼関係を改善するために、双方向の情報共有システムの構築が求められるでしょう。次に、軍事訓練に関する情報は、国際的な基準に基づいて事前に周知される必要があります。お互いの安全を確保するためには、詳細な情報を公表する義務を明文化することも重要です。最後に、第三者機関を通じた客観的な評価を導入し、誤解を防ぐ手立てを講じるべきです。
お互いの誤解を解消することで、地域の平和を維持し、長期的な協力関係の基盤を築くことができます。
ネットからのコメント
1、他国との国境付近のようなセンシティブな地域で軍事演習を行う場合、有事を避けるためにICAOを通じた正規の国際的な事前通報を行うのが当然だ。この手順を怠っている時点でどんなに連絡をしたと強弁しても国際的には事前通告とは見なされない。加えて、国際空域を飛行する他国の戦闘機に火器管制レーダーを照射する行為は国連憲章に反する非常に危険な行為だ。この行為に対する論理的な釈明が無ければ中国の言い分に賛同する国は皆無に等しい。中国がこれらの事実を省みず道理を弁えない発言をすればするほど、他国に国際法を守らない国だとみなされる一方だ。
2、言うことが目まぐるしく変わる・・・。言えば言うほど、墓穴を掘りまくっている感じですね。公開した音声とは別の通報?じゃあ、なぜ最初からその「別の通報」とやらを公開しないのかな。公開した音声で、なんとかなると考えていたのか。なんだかすべて後手後手。それに音声データなんて、いくらでも後から作れるでしょうに。
3、日本に訓練の時間や海域を通報したと主張しているようですが、日本側に報告したのは「これから訓練を行う」という内容だけだったのではありませんか。表現を変えるならば、仮に日本人旅行者が「中国へ行く」と伝達しただけで、中国側は何月何日の何時の便で、どの空港に到着するかまで把握できるのでしょうか。さらに言えば、通報したかどうかが問題なのではなく、重要なのは自衛隊機に30分にも及ぶレーダーを照射したことを問題視しているということを認識するべきではありませんか。世界の平和を維持する立場の常任理事国として『自分たちの主張や行為を反省することなく、他人(他国)を批判する』という一方的な姿勢を改める必要があると思います。
4、中国の誤算はロックオンされてるのにパイロットが全く動揺を見せなかったためにレーダー照射の大義名分を得られなかったことだろうね。結果的に中国の理不尽な威嚇と無法行為だけが残った。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a676ef850d135dbc1d1c7f24758f470655ff92dd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]