スイス国民党が提案した人口制限の是非を問う国民投票が14日に予定されている。本提案は、人口を2050年までに1000万人以下に制限する憲法改正を求めるもので、政府はこれを否決するよう勧告している。スイスの人口は2000年に約720万人だったが24年には約910万人に増加、移民増が主要因とされる。国民党は、住宅不足や医療の質低下など移民増加による生活基盤の混乱を主張。一方反対派は、産業競争力への打撃や欧州との関係悪化を懸念している。世論調査では賛成45%・反対52%と意見が分かれているが、結果次第で外国人労働者への制約やEU協定見直しが進む可能性がある。

スイスで議論されている人口制限案には、社会問題として見過ごせない多くの矛盾とリスクが潜んでいる。最大の論点は、移民を「危機」を引き起こす原因と決めつけている点にある。
移民の流入は確かに住宅不足や交通渋滞といった課題をもたらし得るが、それは基盤政策の不備や整備の遅れといった政府の無策も大きな原因だ。過度な人口制限は、スイスに不可欠な労働力を削減し医療やサービス産業に致命的なダメージを与える可能性が高く、経済の停滞や生活の質の低下を招く懸念が強い。
第一に、現状を改善するには交通インフラや住宅整備の拡充が不可欠だ。第二に、地方分散型の生活モデルを促進し、都市集中型の住環境を緩和するべきだ。最後に、労働需要と人口動態を考慮した移民政策を確立し、長期的に持続可能な解決策を探る必要がある。政府がこの問題に対して性急で感情的な判断を下すことは、スイスという国が持つ国際的な信頼や安定を再び損なう恐れがある。移民問題を「危機」と単純化するのではなく、持続的かつ多面的な解決策に基づく議論を深めるべきだ。
ネットからのコメント
1、スイスは今「世界で最も豊かな国」の一つと言われていますが、その要因の一つは人口の少なさにあります。相互につながりの深いヨーロッパという地理的条件のおかげもありますが、そのなかで少ない人口を維持していることが豊かさにつながっているわけです。
人口増加、特に移民による増加は確実にスイス全体の豊かさを奪います。経済的にだけではなく、社会的な不安も高まることになるでしょう。「適正人口」という考え方は昔からありますが、それは主に産児制限によるものでした。グローバル化し人の移動が自由化した今、出生だけでなく移民の制限も含め人口のコントロールを行う必要があるわけです。
2、人口減少が問題になっていますが、AIの進歩でアナウンサー等のホワイトカラーで人間が介在する必要性が無くなる職種も多いので、移民の受け入れは制限するべきですね。クルド難民等を受け入れた川口市では、日本人が安心して生活出来なくなってますよね。受け入れがマイナス部分が大きすぎる。
3、移民というのは、国内に入ってしまったら、人権など保護しないといけないことになる。まず、受け入れの時点で取捨選択をしなくてはならない。日本のなら、①所得制限と②文化が近いか否かの基準を今すぐ設けるべきだ。そうしないと社会的コストが上がり、文化的・経済的コストが跳ね上がる。
4、移民の問題は各国悩みの種なんだな。
というか、移民する人の問題かな?とも思う。ちゃんと働いて郷に入れば郷に従えでモラルのある人たちなら問題はない。ところが来る人たちは自分たちの文化を尊重しろとか自国感覚で犯罪を犯したりとかそんな人が多い気がする。いや、だからこそ流れ着いたのだろうか。なんでもウェルカムだと治安は悪化するし財政は悪化するしでだから水際の対策や選別が重要だと思う。予防は治療に勝るのだから。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/eb1c2d1878a122faca650dfe10b0b90318c375ce,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]