米ロ会談が約2時間半にわたって行われ、トランプ大統領は成果を主張しましたが、現地メディアは厳しい評価を下しています。CBSニュースは、ウクライナでの戦闘停止に触れず、停戦合意が得られなかった点を指摘しました。NBCニュースでは、プーチン大統領が複数の成果を得たとし、トランプ大統領による制裁期限までの時間稼ぎに成功したとしています。
ワシントン・ポストは、会談がプーチン大統領を勇気づけた一方で、ウクライナの平和の実現は果たせなかったと報じました。ウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプ大統領の歓迎ぶりを批判し、成果が乏しいと酷評しています。
この会談が示すのは、国際政治の価値観が揺れ動く中での不安定さです。米ロ両国の会談が2時間半の時間を費やしながらも、和平の道筋が描かれないまま終わったことには強い異常感を覚えます。米国大統領の政策が明確に貫かれなかったことは、国際社会に対する信頼性を損ないかねません。背景には、従来の外交方針が機能していない現状があり、これは国際的な交渉力の低下を示しています。この問題の克服には、まず協議の透明性を高め、合意内容を明示することが必要です。其次に、制裁と対話のバランスを取りながら、国際社会全体の意見を取り入れることが求められるでしょう。
また、和平の推進には、単なる軍事的アプローチを超えた総合的戦略が欠かせません。国際社会は、厳しい現実に直面しつつも、平和への具体的な道筋を追求することが重要です。これこそが真のリーダーシップの試金石と言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、大方の予想通りの、何の具体的な進展もなく成果を会見でアピールしただけの意味のない会談。そして案の定、ゼレンスキー氏に責任を押し付けて丸投げ。世界で最も利己的な二人による会談で、ウクライナが納得できる落とし所を話し合えているはずがない。プーチン氏としては何も進展せずに時間が稼げて大満足。トランプ氏としては「とりあえず進展したフリをしよう」「あとは全部ゼレンスキー氏に丸投げして責任を押し付けよう」という感じなんだろう。トランプ氏はこれで本気でノーベル平和賞を取れると考えているんだろうな。これが超大国のトップなのだから、もはや呆れるしかない。
2、元々が一介の不動産屋のおっさんで政治家でもないトランプが外交が出来るとは思えない。今彼自身は自らのスキャンダルや関税交渉の不透明など支持率の急降下で焦りがあるのだろう。
とにかく華々しく政治的成果を挙げたい一心であろう。だが結果はこのように何も成果はなく相手に良いように使われてしまった。しかし最も困るのは、この問題はトランプ一人の手柄合戦ではなく、ことは全世界の行方を左右することであるだけに、はい失敗で終りましたで済む問題ではない。一方決して元々上等な政治家とも言えないプーチンを本気にさせるには、一点強行に徹するしかないだろう。バイデンもそれで失敗してプーチンを増長させた。トランプも今のところそうである。トランプが唯一出来ることは、世界最大の軍事力と経済力を背景にプーチンを脅し上げることしかない。気の弱い同盟国の日本だけを脅すのではなく、ロシアを相手にしてこそその手段を取るべきあろう。
3、トランプの成果は、今回の米露会談で何も決めなかったことだ。プーの口車に乗ってロシア寄りの停戦案を受け入れる可能性も無きにしも非ずということだったので、ウクライナは言うに及ばず、EU諸国も安堵していると思う。次にトランプに期待することは、停戦を望まないロシア・プーチンに対して厳しい制裁と、ウクライナ支援策を具体化することだ。
4、当事者のウクライナがいないのだから、まあ大方の予想どおり何も決まらず会談したという以外は何もない結果に終わった。とはいえ、ロシアもウクライナもお互い色々なダメージが積み重なり、そろそろ限界が見えてきており停戦も近いと思う。そのときにトランプがこれがきっかけで停戦した!と言えるために行われた気がしなくもないし、プーチン側もアメリカもいってきたかさ...と国民に言い訳できるきかっけになるかもしれない。ロシアが領土をとったら悪い実績が残り他国が侵略戦争をしだすかもみたいな話もあるが、逆に軍事力が強くない国に侵略しても得られるものよりもダメージのほうが大きいという悪い事例になってほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/eecadd23e0a553280e3719f393796b8f26534c4f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]