吉野なおさんは高校生の時、好きな人の「痩せたら付き合ってあげる」という言葉をきっかけに過酷なダイエットを開始しました。彼のために毎日お蕎麦だけ、カロリーゼロ商品を選び、炭水化物を抜いた厳しい食事制限を行い、高校卒業時には80kgから70kgに減少、その後もウォーキングやさらに厳しい制限で1年半で20kg近く減らしました。

精神面では自分の体型に対する感覚が変わらず、厳しい食事管理で体が不調となり、摂食障害を経験しました。これを克服するため、吉野さんはある日写真を見て多様な体型や笑顔に気づき、自分の価値観を見直し、自己受容に努めました。食事の選び方や情報から距離を取り、6kgの自然減量を経験しました。現在はプラスサイズモデルとして活動し、極端なダイエット思考や自己否定の罠から抜け出すアプローチを発信しています。

吉野なおさんの体験は、多くの人々が感じる外見へのプレッシャーと、その裏に潜む自己否定の罠を明らかにします。彼が経験した過酷なダイエットは、一時的な成果をもたらしたものの、その代償として身体および精神の健康が損なわれてしまいました。このような風潮は、特に若い世代において重大な影響を及ぼす可能性があります。

まず、美の基準を押し付ける社会的なプレッシャーが問題の根源として指摘されます。このため、教育者やメディアは多様な価値観を示し、人の内面的な美しさを尊重することを推進するべきです。次に、健康と美を取り違えたダイエット文化の変革が必要です。個々の体質に合った健康的な食習慣と生活スタイルを教えることが重要です。最後に、自己肯定感を育むシステムやサポートが社会全体で強化されるべきです。吉野なおさんの勇気ある活動が、見た目にとらわれない生き方を提案する絶好のチャンスとなるべきなのです。私たちは、自分自身を受け入れる勇気を持ち、自身の価値を認識する力をつけることが求められています。

ネットからのコメント

1、生活習慣かも知れないけど、BMIとか標準体重じゃなくて個人ごとに規定体重ってある気がする。意識せずに生活してて、なぜかそこに落ち着くって体重。増えても戻るし、減っても戻るけど大体その辺りっていう。意識して変えるは出来るだろうけど、維持するって思うと個人ごとの最適体重ってあるんじゃないかな。

2、努力することな素晴らしいし、自分で見つめ直して動いてるところも素敵だと思う。

けど、痩せたら付き合うとか体型を条件に出してくる人間って総じてろくでもないよ。そんな人間とはそもそも付き合わないって事も気付けたらよかったね。※糖尿病とかのケアの為とかは仕方ない。

3、この方の身長は分かりませんが、80kgは恐らく肥満に入ってしまうでしょう。どちらにせよ不健康なので、ダイエットは必要だったと思います。しかし、コレ系の記事を見るといつも思うのですが、健康的に適正体重に収めるということにならないのはなぜなのでしょう？？食事を野菜中心にする、少しずつ運動するなどで十分痩せられるのに、なぜ無理に一気に落とし、体調を壊し、リバウンドでまた太り、やはり自然体がいいなどと言って、不健康な肥満体に落ち着くのでしょうか。

4、急に痩せると絶対に良くないです。拒食症や骨粗鬆症になりやすくなります。努力で８０キロから５０キロまで痩せたのは凄いと思いますが、節食だけでは体脂肪率は下がりません。女性の平均的な体脂肪率は２５〜２８くらいです。健康な体を維持する筋肉は女性にも必要なので、停滞期が来たら体脂肪を燃やすための筋肉を付ける必要があります。

俺の腐れ縁にも朝メシにはカップの春雨しか食ってない子がいますが、そんな食生活していたらケガしやすくなります。ご用心を。