事件概要:大阪市中央区にある黒門市場は、大阪・ミナミの繁華街の飲食店の仕入れ先として、地元住民の日用品を扱う商店街として発展してきました。15年ほど前から外国人観光客が増加し、一部の店は観光客向けに変化しましたが、コロナ禍で苦境を迎えました。土地価格が高騰し、後継者不足もあり、観光客と地元客のバランスを保つための試みが続いています。
定期的なイベントやプレミアム商品券の販売など、地元客に向けた取り組みも行われています。

コメント:黒門市場が抱える問題は、日本の観光戦略の実態を示しています。観光客の増加は商店街の活性化に寄与する一方で、地元住民の利便性が損なわれるというジレンマが存在します。特に、家賃や土地価格の高騰は地域の商業環境を圧迫し、結果として地元向けの商いが難しくなっています。まず、地域住民のニーズを尊重した価格設定とサービスを提供する施策が必要です。加えて、観光客向け事業に偏らない多様な店舗運営の模索が求められます。最後に、持続可能な商店街の活性化を目指すために、行政が土地利用政策と商業支援を行うべきです。黒門市場の現状は、観光と地域社会の調和がいかに重要であるかを物語っており、共存のあり方を再考することが欠かせません。
ネットからのコメント
1、小さい頃黒門市場は近所の普通の市場より格式の高い感じのイメージでイベント事の時や正月前に親が買い物に行っていた大人になってからも庶民の台所とはいえ凛とした雰囲気が好きで買い物によく行ってましたいつの間にかインバウンド向けの市場になり食べ歩きやイートインなどが増えガチャガチャした雰囲気が嫌いになり行かなくなりましたコロナ禍でインバウンドが来なくなった時に一時的に昔の雰囲気に戻りかけ足を運びましたがコロナ禍が終わるとまたさらなるインバウンド向けの市場に変わりましたもう行くことは無いと思いますいまさら地元民とか言っても時すでに遅しですよ
2、大阪の黒門、京都の錦、金沢の近江町、東京上野のアメ横などどこも同じような感じよね。正月前の買い出しに行くようなところだったけど今はめっきり雰囲気が変わってしまった。買食いをするようなところでは基本的にはなかったんだがね。
3、大阪出身です。墓参りの帰りに、20年ぶりに黒門市場へ立ち寄りました。ところが目に飛び込んできたのは、フグはどこ?野菜はどこ?かしわ専門店は?と首をかしげるような光景。
代わりに並んでいたのは、マンゴー串2000円、白いちご串2000円、和牛串だの謎の食べ物。店先には外国人店員が立ち、外国語で外国人観光客に品を売る姿。かつて、地元の人が美味しいものを家で頂こうと食材を買いに行く場所だった黒門市場は、すっかり様変わりして、今やインバウンド向けのアミューズメントストリートになっていました。
4、観光客が増えすぎて、大阪らしさ、東京らしさ、上方らしさ、江戸らしさ、が破壊されている。とりあえずインバウンド観光客向けを当て込んだりしたために、「らしさ」が失われてしまう事態になっている。「らしさ」があった時代の方が、旅行に行くのも、人と交流するのも、出張してマーケット分析するのも楽しかったし、面白かった。しかし、地元から、地元の人が作り上げてきたもの、発信するものでなければ、インバウンドさんだって、数度通えばハリボテに気がついてしまう。東京らしくない、大阪らしくない、が、今あちこちに溢れてるし、インバウンドが過ぎ去れば残るのは、「◯◯らしくない」魅力に欠けた場所だけだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/53e74df5e6d1c3736e9ecbc6b2a4103d06b771d7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]