事件概要:広島県高校野球連盟は19日、夏の甲子園大会で広島代表の広陵高校が野球部内の暴力事案を理由に出場辞退したことに関連し、SNS上での誹謗中傷に対抗する声明文を発表した。声明では、「誹謗中傷や差別的な言動は大会関係者の名誉や人権を侵害し、深刻な影響を与える」と指摘。広陵高校は10日に辞退を決定し、その背景としてSNS上の反響や大会運営への支障を挙げた。
同連盟は広陵に再調査と報告を求め、警察や第三者委員会に協力を指示。SNSで真偽不明の情報が拡散したことを受け、さらなる法的措置も含めた対応を宣言している。
コメント:スポーツ大会の舞台において、選手や関係者への誹謗中傷が横行する現状は深刻であり、看過すべきではありません。広陵高校の辞退をめぐる問題も、暴力事案という内的要因と、それを過剰に加熱させる外的な誹謗中傷のダブルパンチにより、結果として迷惑を被るのは広島県全体の高校野球界となっています。本質的な問題は、不確かな情報でも容易に拡散され、正当な調査や報告が行われる前に関係者が心理的・運営的な負担を強いられる点です。
これを改善するにはまず、SNSプラットフォーム運営者による情報の真偽確認を強化すべきです。また、各学校や組織が迅速に検証結果を公表する体制を築くことで、憶測や不安の拡散を防ぐことができます。
同時に、発信者に対する法的罰則のより具体的かつ厳密化も検討されるべきです。
現代社会では情報拡散のスピードが価値観に大きく影響を与えます。しかし、それが無責任な中傷を助長する場になれば、スポーツマンシップはその尊厳を奪われてしまいます。真実がしっかりと語られる社会こそ未来の選手たちを守るために必要です。
ネットからのコメント
1、広陵側の監督、校長の言われる事が真実ならば徹底的に戦えば良い。しかし、被害者とされる側が真実ならばとんでもない事態です。学校、高野連、警察全ての機関で真実を明らかにしてもらいたい。第三者委員会もどういった経緯で、誰が何処に依頼したのか明らかにして欲しい。
2、広島高野連は今何を優先して対応するべきなのかを、完全に間違えていると思う。こんな声明を出す前に、広陵からの報告に対して広島高野連としてどのように事実確認をしたのか、被害者生徒への報告書と高野連への報告書の差異をどう考えているのか、広陵への処分の意思決定に広陵校長でもある広島高野連の副会長は参加したのか、説明しなければいけないことは山程ある。
自分達を守る為の権利のみを主張する組織の言葉なんて、仮にその主張単体としては正論であったとしても全く説得力が無いと思う。
3、自浄作用が働いていれば、ここまで長くはならなかったでしょう。暴力で部員が辞めた時点で調査、謝罪、辞退ができていれば。今更遅いですが、監督、校長が辞めるぐらいのことがなければ収まらないでしょう。甲子園に浮かれすぎましたね。高校野球を根本から見つめ直す時期です。
4、高野連、マスメディア、逆張り系のインフルエンサー、左系マスコミのコメンテーターらが、snsを敵対視することに疑問しかない。そもそも広陵が事件を隠蔽あるいは歪曲して高野連に報告していたことが被害者サイドの逆鱗に触れたのが発端だ。それを被害者サイドが拡散力の高いsnsを駆使し実際あったことを発信、それに世間が呼応しただけのことだ。マスコミは仮に被害者サイドの情報を得ていたとしても、朝日新聞やnhk、高野連といった既得メディアや組織に忖度して、報道に二の足を踏むし、ファクトチェックで時間稼ぎをする。ジャニーズ問題にしろ、文春の既報後、高裁が喜多川の性暴力を認定したにも関わらず、マスコミは皆忖度し、スルーどころかジャニーズ事務所と蜜月関係を永続した。
その時代にsnsがあれば被害者が恐ろしい数になることもなかった。snsを敵対視するマスコミや高野連を信用できないのは今に始まったことではないのだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2ae069bd63ad3044004dcff32cf74e3ea7267aa3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]