事件概要
2025年8月11日、神奈川県横浜BUNTAIで行われたWTTチャンピオンズ横浜男子シングルス決勝戦で、張本智和（トヨタ自動車／世界ランク4位）が王楚欽（中国／世界ランク2位）を4-2で破り、3年ぶり2度目の優勝を果たしました。

試合は張本が序盤から王に圧力をかけ、2ゲームを先取。王は徐々に調子を上げ反撃しましたが、張本は第5ゲームを制し、最後の第6ゲームで王を11-4で下しました。王に対して8連敗中で、世界卓球2025シングルス覇者を破ったことで、タイトルを奪取しました。

コメント
張本智和の勝利は、ただの優勝以上の意味を持っています。相手は、世界卓球2025のシングルス王者であり、過去に張本は王に8連敗していました。この敗北からの脱却は、卓球界における大きな象徴であり、挑戦し続けることの重要性を強く感じさせます。
今回の勝利は、張本が実力をつけ、精神的にも成熟した証しとも言えるでしょう。

特に、相手がバックハンドの調子を取り戻し、反撃してきた場面でも冷静に対応した点は、非常に印象的です。
彼のようなプレイヤーに必要なのは、引き続きトップ選手との戦いでの経験値と、自分の技術をさらに進化させることです。卓球は激しい競争の中で、どんなに勝者でも厳しい状況が続くことが予想されますが、張本はその壁を一つずつ乗り越えていく力を持っています。

ネットからのコメント

1、張本選手の決勝、過去一番強かった！最初の3ゲームはワンチューチンのバックハンドやチキータなどの精細を欠いていたので、攻め切れていました。

4、5ゲームはワンチューチンもバックハンドが安定するなど本来のプレーに戻ってきて、特に5ゲーム目はリスクを背負ったプレーにやられましたが、ここもデュースまで押し込むも惜しかった！6ゲーム目は序盤から飛ばしまくって、アドレナリン全開のカウンターなどプレーが本当に凄まじかった！6ゲームのメディカルタイムアウトはなんとなく不安でしたが、押し切れて良かった！！改めてチャンピオンおめでとう！！本当に良いゲームでした！！

2、久しぶりに生で見ましたが、体のがたいが数年前と比較できないほど良くなっていて中国選手に力負けすることが少なくなった気がします。昔は後ろに下げられると、強打を連打されて、取りきれないことが多かったので台上の鋭い攻撃で点を取るスタイルでしたが、今は後ろに下げられても対等にフォアとバックで打ち合ってラリーに勝てる回数が増えています。満身創痍で疲労も見えていましたが、本当に文字通り、最強という感じがしました。

3、張本選手おめでとうございます！昔、勝つには先行逃げ切りしかないと言っていたことがあったけど、王選手もプレーを修正してきて、逃げ切りというのも怖いものだと思いました。

ただ、逃げ切りはスコア上の話。言葉だけのことで、実際は攻めまくっていましたね！！地元日本でWTT優勝してくれてとても嬉しいです！！

4、メディカルタイムアウトで色々言う人がいるかもしれないが、最後は足が動かない中、下がらないことが相手のペースを見出して、ブロック攻撃で対応したのが得点に繋がったと思うし、今日の王楚欽はミスが多かったと思う。世界一張本智和選手おめでとうとうございます。