中部電力は、浜岡原発3、4号機の再稼働に向けた原子力規制委員会の新規制基準適合性審査での「不適切事案」を発表しました。耐震設計の基準となる「基準地震動」が意図的に過小評価された疑いがあり、事実関係の調査を目的に第三者委員会が設置されました。この問題により、規制委は2025年12月22日以降の審査を停止し、再稼働の遅延が避けられないとされています。中部電力は、異なる計算条件の中で平均に近い「代表波」を選定すると説明していましたが、実際には意図的な選定があったと疑われています。林欣吾社長は、名古屋市での記者会見で謝罪し、原子力部門の再構築を示唆しました。今回の問題は、昨年2月の外部通報が発端で明らかになりました。

このニュースに対する私のコメントです。
今回の中部電力で発覚した「不適切事案」は、原子力発電という安全性が絶対に要求される分野において、極めて重大な問題と言わざるを得ません。
耐震設計の基準となる「基準地震動」を意図的に過小評価した疑いは、単なる手続きミスとするにはあまりにも軽率で、原発再稼働を目指す企業としての倫理が問われます。背景には、再稼働を優先する余り、安全性よりも効率を優先する姿勢がありはしないか、深く検討する必要があります。解決策としてまず、全ての計算プロセスを透明化することにより、第三者のチェック機能を強化すべきです。また、外部通報制度を強化し、内部告発がしやすい環境を整備することも求められるでしょう。そして根本的には、短期的利益よりも安全性を重視する企業文化を醸成しなければなりません。企業の信頼感を取り戻すためにも、安全に妥協なき姿勢が必要であり、これが不可欠であることを肝に銘じてもらいたいものです。

ネットからのコメント
1、なぜこんなことをやる必要があったか?正しくやると基準不適合になる、もしくは基準不適合になるおそれがあるから。
基準適合が当然で、不適合は許されない社内の圧力があり、合理的な方法では適合できないから辻褄合わせしてバレてこうなる。どっかの自動車メーカーと同様、誠実な会社ではない。正しいことをする会社ではない。バレなきゃいいと思っている。身なりだけ立派な大人たちが。
2、審査にあたっては、提出書類にかかる品質保証が大前提。今回の事例を踏まえると、中部電力の品質保証は機能していないということになる。つまり、これまで審査した資料は全て不信頼ということになり、全てなかったことになる。規制庁がどこまで厳しいことをいうかは分からないが、今回の事案の調査を踏まえて、品質保証体制の再構築を行い、その体制のもとに審査資料は全て作り直して、再審査。既に工事したものについては、最悪は作り直し、そこまで言われないとしても、一つ一つ、健全性の説明は求められる。再稼働は更に5年から10年は遅れると考えたほうがよい。関西電力のMOXも、BNFLの不正と関西電力の不適切な対応のため10年遅延した実績もある。
3、原発を扱う企業が「想定地震を過小評価」し、しかも審査不正の疑いまで出てくるのは論外。
これは単なる事務ミスではなく、安全よりも再稼働や都合を優先した結果だと疑われても仕方がない。浜岡は日本でも有数の地震リスクを抱える原発で、そこを甘く見積もる姿勢自体が致命的。謝罪で済む問題ではなく、信頼はゼロからマイナスに落ちたと言っていい。こんな体質のまま「安全です」と言われても、誰が納得するのか。本当に反省するなら、徹底的な検証と情報公開、そして責任の所在を明確にするしかない。
4、極めてショッキングなニュースだが電事連の会長も務めている立場からは社内で明らかになった以上、一刻も早く公表を、ということなのだろう。廃炉決定済みのものはすでに解体廃炉が着々と進んでいるが、未だの原発もある。一刻も早く残りも廃炉決定し、敷地内に保管されてる使用済み核燃料も南海トラフ地震でも影響に少ない他所で乾式で保管するとかしないといけないのではないか。浜岡が過酷事故を起こすと首都圏直撃だろうから、首都機能や国の存続がかかっている。ともかく一刻も早く対応しないと。こういう老朽原発のことで日本や国民が巨大なリスクに晒されるのは全くもって背筋が凍る話だ。
この間の浜岡の近くで起きた大竜巻でもたまたま原発とは反対方向に行ったから助かったものの、浜岡が襲われて配管が引きちぎられでもしたらどうなったか。国民が枕を高くして眠れるように適切に対応してくださいよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b1fdefded49f701ea25e35ad90838cf0f2eb8c1c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]