渋谷区はポイ捨てを減らすため、ゴミ箱の設置と管理を事業者に義務づけ、怠った場合は5万円以下の過料を科す条例案を提出しました。個人に対しても、ポイ捨てした場合には2000円の過料を科す方針です。区内調査では、ポイ捨ての大半が飲食関連のゴミで、特に深夜帯に繁華街で増加していると報告されています。設置対象はコンビニ、カフェ、自動販売機などの業者に限定され、特に渋谷、原宿、恵比寿エリアに注力します。
これにより、事業者は販売した商品のゴミを回収する責任を負うことになります。

渋谷区のポイ捨て対策は、形式的には前進していますが、実際には問題の解決には程遠い状況です。条例でゴミ箱設置とポイ捨て過料の導入を提案するだけでは、根本的なゴミ問題には対応できません。店舗の責任を強調する一方で、街全体に共通のゴミ箱を設置する方法を採用していないのは驚くべき事です。公共ゴミ箱の設置は、地域の景観を守る有効かつ必要不可欠な手段であるにもかかわらず、区はその負担を事業者に転嫁しています。この状況を打破するには、まず公共ゴミ箱設置の検討、地域の住民や観光客への教育啓発プログラムの導入、さらにはゴミ処理業者との連携強化が必要です。区の責務を地域全体の利益として再評価し、より効果的で持続可能な解決策を目指すべきです。
このような対応を怠ると、ポイ捨て問題は悪化の一途を辿るでしょう。渋谷区は、単に罰則を科すだけでなく、未来志向で持続可能な解決策を求むべきです。
ネットからのコメント
1、ポイ捨てした人に払わせる過料を5万円以上にした方がいいだろう。2千円は安い。5万円以上にしておけば監視員を雇っても赤字にならないと思う。ゴミ箱の設置は必要ない。自分で消費したゴミは持ち帰って分別して捨てるのが人間の正しい行動。
2、近くの大きな公園はごみ箱はありません。セブンティーンアイスと飲み物の自動販売機があり、横に専用のごみ箱があります。そのごみ箱には、他のは入れないよう記載があり、缶やアイスのごみが入る程度の入り口にしていますが、持ち込みのゴミをねじ込んでいる人は沢山います。自店舗用に設置しても、関係ないゴミを入れる人がおおくいそうですよね。
3、皇居周辺の公衆トイレを利用しようとしたところ、洗面台周辺に空き缶や空ペットボトルが大量に置かれていて驚いた。しかも、近くのベンチで酒を飲んでいた外国人観光客(白人系)が入ってきて、洗面台のゴミの山に自分と仲間が飲んだ缶を堂々と放置してゆく始末。
オーバーツーリズムの温床を自ら作っているのは、本末転倒としか言いようがない。コンビニや自販機の業者にゴミ箱設置を義務付けるのはいいとしても、公共施設のゴミ箱設置も義務化すべきだと思う。
4、ごみ箱を設置すると、極一部の自分勝手な人が、例えば空缶回収ボックスなのにバーベキューをし終わったゴミを箱ごと回収ボックスの上に乗せていったり、散歩の犬の糞を入れて行ったり、コンビニ前のごみ箱にも何でも分別もしないで放り込んだり、めちゃくちゃだからね。設置したくない事業者は多いでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c47a215b1ffac2121d97fdba7bca6eaea6288e7b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]