今年6月、日本テレビ系『ザ！鉄腕！DASH!!』に出演していたTOKIOの国分太一がスタッフに対する不適切行為で番組を降板し、TOKIOも解散しました。国分はこの行為の詳細を明かされぬまま、11月26日に会見を開き、違反内容の説明を求めましたが、日本テレビ福田社長は被害者保護を理由に応じませんでした。12月4日、松岡昌宏が週刊誌の取材で、国分の降板理由やテレビ局の対応への疑念を口にし、この問題が浮き彫りになりました。

局内でも福田社長の対応に対する批判の声が高まっています。

日本のテレビ業界において、芸能人が商品として扱われる現実が再び浮き彫りになりました。国分太一の降板をめぐる日本テレビの対応は、この業界が抱える構造的な問題の象徴です。第一に、タレントの進退が局の一方的な決定に委ねられ、当事者に説明責任を果たさない現状は根本的に間違っています。第二に、番組の功労者である国分への扱い方には、功労者への敬意や責任感が欠けています。第三に、被害者保護を理由にして情報提供を拒否する姿勢が透明性を欠いており、不信感を煽っています。解決策としては、まずタレントの権利保護を目的としたルールの見直しが不可欠です。また、当事者への情報開示を徹底し、公平性や透明性を担保する体制を整えるべきです。さらに、局とタレント、制作陣とのコミュニケーションを円滑にするための制度改革が求められます。

こうした問題への対応は、芸能界の健全化に直結します。タレントがその徳や努力に応じた待遇を受ける日が来なければなりません。

ネットからのコメント

1、コンプラ違反で社内で止めていたなら答え合わせの必要は無いのかもしれない、しかし社会に対してあえて社内の事を公表したのだから社会に対しての説明責任を果たす為に答え合わせは必須だと考えますね。それからコンプラ違反であるなら日テレは国分に対してコンプラ教育を行わないと行けない訳だけど、国分は教育を受けてこなかったと反省していましたね、つまり日テレはコンプラ教育をしていない訳でヒアリング同様に騙し討ちって事でこれ企業ガバナンスとして問題あると思うけどね。

2、コメンテーターの弁護士の多くは、法律的にタレントは出入り業者で業務委託の関係。理由もなく解除することだって出来ると言っていたけど。

テレビ番組の表に立つのはほとんど出入り業者で業務委託のタレントなのだよね。社員か社員じゃないかで線引き出来る一般企業とは少し違うと思う。顔を突き合わせて話もしないのはさすがにどうかと思う。

3、以前の漫画家さんの件もあって，日テレに対して悪いイメージを持った人が増えたんじゃないですかね。「国分氏が悪い」のは動かないとして，「どのように悪い」を明かさないことでイメージダウンにつながっていると思います。もっともテレビという媒体自体がもう陳腐化しているので，今更これぐらいのイメージダウンは大したことないのかもしれませんね。私もテレビはあまり見ていませんし。

4、フジの二の舞の可能性があるので、日テレは絶対に詳細を話すことはないでしょう。頑なにここまで詳細を話さないのは、言い換えればそういうことしか理由が思い浮かびません。このままでは、松岡くんはいずれ降板、城島くんも先行きが不透明だと思われます。鉄腕DASHって、単に何かを開拓したりしているのを見るのが楽しいのではなく、TOKIOたちが仲間や指導者と共に力を合わせて一つの目的に向かって和気あいあいと楽しんでいる姿を見るのが最大の楽しみでした。

TOKIOがいなくなれば、もう見る価値はなくなる。日テレは慎太郎を筆頭に代替わりを目論んでいるようですが、その辺のことがわかっていないなぁ。まあ、田中さん問題から、日テレは何も変わっていないようで。