タイ軍は、カンボジアとの国境地帯でカンボジア軍の砲兵陣地を空爆しました。これはカンボジア側からタイ軍基地に攻撃が行われ、タイ軍に死傷者が出たことに対する報復とされています。7月には両国が軍事衝突し、10月にはアメリカの仲介で和平合意が達成されていましたが、国境の緊迫は再び高まっています。タイ軍の主張によれば、今回の空爆は軍事施設のみを対象としています。
一方、カンボジア国防省は、攻撃を受けたが反撃は行っていないと声明を出しました。11月にはタイ兵がカンボジア側の地雷を踏んで負傷する事件も起きており、タイは和平合意の履行を停止しました。

このニュースは批判が必要です。タイとカンボジア両国の間の紛争は、地域の安全保障に大きな影響を及ぼします。和平合意があるにもかかわらず、軍事衝突や一方的な空爆が続いている現状は異常であり、さらなる不安定化を招いています。この問題の本質は、境界線の確定や地雷の除去を含む未解決の領土問題、そしてコミュニケーション不足が大きな原因です。解決に向けて、まずは国際社会の立ち会いのもとでの会談を再開すること。そして、双方の軍事行動を即時停止し、民間人の安全を最優先に考慮することが求められます。また、地雷撤去に向けた共同プロジェクトの立ち上げが必須です。
地域の持続可能な平和と安定のためには、今こそ両国が冷静な判断を下し、対話を通じた解決を目指すべきです。このままでは、対立がさらに激化し、無駄な犠牲を増やすだけです。
ネットからのコメント
1、トランプ氏は自らの仲介でタイとカンボジアの紛争が休戦した、という話にしたくてわざわざマレーシアまで来て休戦合意の調印式に立ち会ったが、当事者は問題が解決したなどとは思っていない。いずれこうなる可能性は十分にあった。ちょうどアフガニスタンとパキスタンの国境紛争も激化している。トランプ氏は世界のあちこちで紛争仲介を自慢しているが、自分のノーベル平和賞受賞のためであることは見え見えで全く敬意をもたれていない。いくらアメリカが強国であると言っても本気でない仲介など実効性をもたない、という証明だ。
2、国境ではたくさんの国が争いを続けてます。日本はたまたま陸続きではないのでちょっと平和ボケしてたのかも知れない。今回の台湾有事の件がよい刺激となり防衛対策を強化する意識改革ができる事を願います。
3、両国は国境地帯の領土問題でもめてたけど、空爆まで発展してしまったら本格的な紛争になる可能性が出てきたな。
タイは日本人にも人気がある観光地だけど、そういった国でこのような紛争が起きてるとかにわかに信じがたいけど、タイの隣国ミャンマーでも何年も内戦が続いてるし東南アジア全体が不安定にならなければいいけど。
4、友好関係のあるタイがカンボジアと再度戦闘状態に入った。カンボジアは共産主義国家であり財政基盤の確立していない貧しい国である。近年は中国資本が入って来てから、同時に中国からマフィアが入り込み、賄賂で役人を操るまでになっているとの事だ。カンボジア軍は中国からの援助とロシア製の武器、最近は中国から機関銃や迫撃砲の提供も確認されている。タイは目覚ましい経済発展に比例するように、軍事費の予算が増えており、近隣諸国の中でも高く軍需拡大が進んでいる。カンボジアと本格的な戦争になればタイが有利なのは想像つくが、カンボジアには中国の介入もあり得る事でその時はどうなるかはわからないのだ。来年早々にはタイから政府要人が来日して経済協力会議が行われます。親日国タイとの関係強化にもなる訳で、タイとしたらカンボジアとの紛争決着を早めに付けるかもしれません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f40958077c8859aaa5770b4de4f82be2bbc52f32,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]