事件概要:2025年6月、近畿地方の消費生活センターに、70代の女性から「娘からの贈り物が届かなかった」との相談が寄せられた。荷物は置き配で玄関先に置かれる予定だったが、女性の問い合わせに対し、宅配業者はすでに配達済みで、配達員が撮影した玄関前に置かれた荷物の写真を送付。置き配は物流業界の人手不足を背景に広まる新しい配達形態だが、盗難被害などのトラブルも増加している。
調査によれば、72.4%の消費者が置き配を経験しており、再配達問題の解消や利便性を提供する一方、盗難のリスクも顕在化。警備会社は防犯対策として宅配ボックスや防犯カメラ設置を推奨しているが、置き配の盗難補償についてはヤマト運輸や佐川急便は対象外としている。
コメント:置き配の利便性は明らかに高いが、その影には解決されていない問題が潜んでいる。配達の迅速化と再配達の減少を目指す取り組みは評価に値するが、リスク管理が不十分な現状では、多くの消費者が不安を抱えている。例えば、宅配ボックスに届いた荷物を盗まれるケースが多発しており、いかに便利でも盗難のリスクが残っている現状を無視することはできない。さらに、企業側の責任を回避するような規定では、消費者の保護が不十分だ。宅配業者に求められるのは、より強力な防犯対策を講じることだ。
例えば、置き配後の盗難に対する補償の拡充や、リスクを減らすために暗証番号通知をスマホに変更するなどの施策を、速やかに全社で実施するべきだ。また、防犯カメラの設置を促進し、盗難防止の意識を高めることが急務である。
ネットからのコメント
1、Y社で配達をやっていますが現時点で置き配が1番安全なのはエントランスに従業員がいるタワーマンションだと感じます、それ以外は盗もうと思えば盗める環境だがそこまでして盗もうと思わない人達で助かっているだけかなと感じます、Y社でも一戸建てで置き配指定の荷物でもこの商品は置き配はまずいんじゃないかとドライバーが判断した場合はインターホンで留守を確認したら不在票にメモを書き持ち戻りますね、交換品・代替品が困難だと非常に厄介なのもありますしデフォルトで何も考えずに常に置き配指定をしている方もいるようなので臨機応変に対応しています。あと宅配BOXで1番安心なのは部屋番号を入力するとお名前が出るBOXは誤配を防げるので本当に助かります、名前が違い不在の場合は持ち戻りますので名前表示のBOXを使用のマンションの方は引っ越した際は名前の変更をお願いします、名前はカタカナで苗字だけでも本当に助かります。
2、「自宅の置き配が不安ならコンビニ受け取りにすれば」という意見もよく見るが、コンビニ側からしたらどうなのでしょう。実際にコンビニ受け取りが増えたら、限られたスペースとスタッフで大変になるのではないでしょうか?
3、置き配の盗難や宅配BOXからの盗難やBOXそのものの盗難や破壊は以前からありました。ただ件数自体が少ないのと運送業者各社が保証対象外なので大きく報道されなかっただけです。置き配がクローズアップされたことでこうやって報道されるようになりましたが模倣犯も増えるでしょうね。一番盗難が少ないのは電子タイプの設置型宅配BOXや設置型のカギで開錠するタイプの宅配BOXですね。設置型でも配達員が施錠番号を設定するダイヤル式やボタン式のは不在票から番号を見られての盗難や、ダイヤル式に関しては時間をかければ開錠できますし、袋型やワイヤー等で固定する箱型の宅配BOXは袋を切られたりワイヤーを切られて盗難するケースもあるので正直お勧めはしません。
4、いたちごっこで、いつまでもなくならない宅配便被害、これから置き配が増えれば、このような被害はもっと増えるのではないでしょうか。
後を絶たない盗難、不在票の暗証番号を悪用されたり、宅配ボックスごと持ち去られたりと、手口も巧妙化しています。防犯カメラや保険などの対策も大事かもしれませんが、やはり刑罰を重くしなければ、抑止効果は限定的でしょう。本気で取り締まる気があるなら、もっと厳罰化するべきではないでしょうか。置き配は便利ですが、リスクをしっかり理解し、必要な対策を講じないと、誰もが被害者になる可能性があると感じます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6f0a326ac10f670399667ce8b243e44cbc567ee6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]