日本でのWBC地上波放送が消えた背景には、米国と日本のスポーツ放送のパワーバランスが逆転したことがあります。来春の大会では、東京での試合開催が減少し、日本が持っていた利益が米国に移行しました。特に今回はNetflixが日本での独占配信権を取得し、150億円という巨額の中継権料がMLBに流れる結果に。過去にWBCの収益は主に日本から得られていたが、今回は米国内での放映権やスポンサー収入で米国が主導権を握っています。
また、Netflixはスポーツコンテンツに積極的に進出し、WBCを含む各種スポーツの中継権を獲得しています。

地上波放送の消失は、社会問題として批判が必要です。今回のWBC中継権の移行は、日本のファンを犠牲にする一方、米国の利益を優先したものであり、異常と言わざるを得ません。スポーツ中継の配信移行は、日本側の視聴者が高額な配信サービスを契約しなければ観戦できない状況を生み出し、さらには多くのカジュアルファンを遠ざける可能性があります。この問題の根本的な背景には、国家間の放送権争奪や資本の論理があります。これを解決するためには、1)複数の配信プラットフォームが日本国内でも利用可能になるよう助成を検討する、2)地上波放送の役割と価値を再評価し、スポーツの公共性を確保する、3)日本国内でも利益を再分配するための枠組みを構築する必要があります。
利益優先の現状を放置することは、スポーツの魅力を削ぎ、視聴者の期待を裏切る結果になりかねません。配信サービスと地上波の共存を模索することで、日本のスポーツ文化を守るべきです。
ネットからのコメント
1、次回大会からは全部アメリカでやった方が良いよ。日本もMLBの選手が増えているし、何より東京ラウンド=アジアラウンドみたいになってるから対戦相手がいつも一緒で面白味も無い。フロリダとマイアミでの集中開催で良い。その代わり1次ラウンドの組み合わせ抽選会をやって欲しい。
2、元々はMLBが携わった野球大会だしね。規模を考えたら最初から小規模ではある。それを日本のマスコミが国民的行事のように大きく報じたから、勘違いする人も出てきてしまった。野球に限らずアメリカンスポーツはルールやレギュレーションの変更はあっさりするから、Netflixの独占配信も柔軟に動いたんだろうね。こればかりは仕方ないと思う。
3、ネトフリ加入していないので、今度のWBCは見られないことが確定しました。それだけのために加入する気もないし。定額でなく1試合200〜300円とかの購入方法があれば見るかもしれませんが。
時代の流れとはいえ、テレビ番組として見られないのは残念です。
4、東京開催試合が減った理由は、前大会で台湾が最下位で敗退して開催国権利を失ったからではないかな?正直東京開催を廃止にしてアメリカ集中開催にすれば移動距離による負担も減るし組み合わせ抽選もできるから日本がドミニカやベネズエラ、プエルトリコと同組になれて面白い試合が繰り広げられるし良いんじゃないかな?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8236a1eb74a648467baa435a5c88e00a8ed68c36,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]