兵庫県内公立学校で深刻な教員不足が発生しており、教育環境に深刻な影響を与えている。神戸市を除く40市町の小中学校と特別支援学校では217人、公立高校と県立特別支援学校では34人の教員が不足している状況だ。この問題は2022年から調査され、2023年10月時点の最新の結果が発表された。特に常勤の教員不足が165人に達し、その影響で担任不在による自習時間の増加など、児童生徒の学習環境に支障が出ている。
教員組合は斎藤知事宛に1万1850筆の署名を提出し、抜本的な改善を求めた。産休育休や病休の代替教員不足、そもそもの定員未充足が原因とされ、現場では教頭が授業を担当するなどの負担が増えている。

現状の教員不足は学校教育の根幹に関わる深刻な問題であり、兵庫県は事態に迅速に対処する必要がある。人手が足りず担任が不在となり、子どもたちが自習時間を増やされる現状は異常だ。制度の欠陥は、産休・育休や病休の代替教員が見つからないなどの理由でさらに悪化している。まず、代替教員の確保を急務とし、教育現場の人員体制を強化することが必要だ。次に、教員採用数の増加、教育の質を維持するための定員充足率を見直すことも求められる。また、現場の声を直接反映させるための対話を進めることで、根本的な改善が図られるだろう。
教育は未来を担う子どもたちにとって最も重要な資産だ。これを正しく運用することが、地域社会の価値向上につながる。兵庫県は教育の質を向上させる責務を果たすべきである。
ネットからのコメント
1、「お金に全く困らないとして,この仕事(教職)を続けるか」と問われると,「非常勤講師ならいいかな,まったくなくなってしまうのも寂しいし」と答えてしまう。仕事としては面白みもあるけれど,やっぱりきつい・厳しいのが現実です。部活を持つと休日はなくなるし,保護者と面談しようにも保護者も働いているわけで,どうしても無償の超過勤務をせざるを得ないですし。このあたりの整備をもっと前から実施していれば,ここまで酷くなることはなかったと思います。そしてこの先も,何も変わらないと思います。若い人にはお勧めできない職業の一つです。
2、38年間公立学校の教員として勤務し、定年退職して10年近くになる昭和の教師です。現役時代は教育愛と情熱を持って任務を貫きましたが、定年と同時に燃え尽きました。私立高校はのオファーや再任用のお誘いも全て丁重にお断りして完全に引退しました。
現役時代の10倍の待遇を提示されて三顧の礼を持って迎えられても、今の学校現場に戻るつもりはありません。文科省のお役人たちは、なぜこんなことになってしまったのか猛省し、抜本的な対策を講じるべきです。まあ、的外れな対策しかできないでしょうが。
3、休憩時間確保は条例に記載されているが、どこの自治体もほぼ無視して休憩時間ゼロで教員は働いている。業務量が明らかに多すぎて、まともに授業準備をしようとすれば残業せざるを得ないが、残業しても1円もつかない。家庭の躾も学校に丸投げしてくる保護者も増えた。親が与えたスマホによるトラブルも学校に丸投げしてくる。子どもが教員に暴力を振るっても管理職は教員に我慢を強いる。こんな理不尽な環境で働きたいと思う人が増えるとは思わない。国や文科省はもっと危機感を持つべきだ。学習指導要領の中身を増やす事が解決策ではない。
4、成り手がいない原因に向き合ってこなかった政府や自治体の責任です。教師の責任の範囲を明確にして、働いた分の給料をきちんと払う。これだけでいいのに。
仕事そのものは魅力を感じるところが大きいので、労働条件と労働環境を整えてください。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f396fcf695222b4c0a4fb915a034646f5b2cbe34,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]