本日午後1時20分頃、東京都福生市の下水道工事現場で、作業員の斎藤大悟さん（45）が土砂崩れにより生き埋めになり、搬送先の病院で死亡が確認されました。斎藤さんは深さ約2～3メートルの穴で作業中に事故に遭遇しました。現場では他の数名の作業員が工事を行っていましたが、斎藤さんだけが被災しました。この事故は、JR東福生駅近くの住宅街で発生したということです。

この悲しい事件は、下水道工事の安全対策に深刻な問題があることを示しています。作業の計画段階での地質調査不十分や、土砂の安定性を確保するための適切な機材の使用が欠如していた可能性があります。現場では物理的な安全確保の不足が目立ちます。まず、技術的な地質調査を進め、徹底した現場管理体制を確立すべきです。また、作業員への教育を強化し、緊急時の適切な対処法を共有することが必要です。さらに、作業前の詳細な危険予知活動を普及させることで、同様の悲劇を防ぐ土台を築くべきです。命の重さの上での無責任な行為が二度と繰り返されないよう、迅速に対策を講じることが求められます。

ネットからのコメント

1、1.5m以上掘削する場合、必ず土砂が崩れないよう矢板を取り付けなければならない。これを面倒だからと言って設置しない中小の建設会社が多い。

法律を順守しないとさらに法律が厳しくなるのでホントルールを守ってほしいね。

2、なんともお気の毒な事故ですね。この手の作業の場合は、土砂が崩れ落ちてくるのを措置がなされると思うんですけれども、やはり工期や人手不足等の影響もあったのかもしれません。大量の土砂が、頭の上から落ちてきて埋まるなんて、とても恐ろしかったと思います。重みでダメージが大きいし、呼吸もできなくなってしまいます。すぐに助けることもできない。作業員さんのご冥福をお祈りいたします。

3、働き方改革やハラスメント対策で、経験豊富な現場監督や職長が厳しい声掛け、指導がしづらくなっており、甘やかされた危険満載の現場が増えている。ハインリッヒの法則を踏まえての現場の安全管理の徹底がなされない限り、こうした残念で無念な事故は減らないだろう。

4、現場の土留や監視の配置など安全管理は徹底するべき事は当たり前だが、作業員も危機管理能力がなくなってきているのかもしれない。昔から危ない作業をしていたら怒鳴られたりして教えられてたけど、今は大きな声で指示するとパワハラと取られかねないから、みんな現場でそんなに声を荒げることはなくなってきている。

しかし命に関わる事なんだから、危険がある場合怒鳴ってでも言う必要があると思うんだけど、今の若者は優しく言わないと続かないだろうし、難しいな。自分で危険を想像して予測出来ないと自分の命に関わるんだから、危ないと思ったら監督に意見することも大事。私自身、建設業に30年以上携わっているが、安全に勝る工事はない。これは絶対だ。なので現場で走るやつを見るとついつい怒鳴ってしまう。