東京が長年保ち続けてきた「世界最大の都市」の座をついに失い、順位が3位に後退したことが報じられました。国連経済社会局は2025年版「世界都市化見通し」を発表し、世界の人口の45％が都市部に居住していることを示しています。都市化が進展する中で、トップ10のうち、9都市がアジア勢であり、アジア以外からはカイロのみがランクインしています。

今後はインフラや資源管理、公共サービスへの負荷を考慮した政策立案が求められています。東京とソウルは人口減少が予測されており、日本の都市も同様の傾向にあります。その背景には都市圏の集中があり、都市とその周辺地域を含む人口が評価されています。

現在の都市化の潮流は、決定的な変化をもたらしています。人口が都市部に集中する現象が続いていますが、その背後には制度や政策の欠陥が見え隠れしています。特にアジアの都市における急速な人口増加は、インフラの整備不足や資源管理の不備を浮き彫りにしており、早急な対策が求められます。まず、国際協力を深め、都市計画やインフラ整備に向けた資金と技術支援を強化することが必要です。次に、地域間の格差を埋めるための政策改革を行い、均衡ある都市と農村の成長を目指すべきです。

そして、都市圏全体の持続可能な開発計画を策定し、都市化がもたらす様々な課題に対応する戦略を立案することが求められます。都市化の影響は不可避であるが、管理と予防によって平和で持続可能な未来を築く道は開かれています。

ネットからのコメント

1、東京が陥落したという表現は違和感があります。やっと抜け出したということでしょうか。都市の巨大化は、都市計画が不適切であったり、制御ができていない都市にて起きる事で、多くは住みにくい都市です。災害に対しても脆弱です。生産性が高く、一人当たり収入が多い国では、中核都市が分散しています。

2、陥落というと悪いことのように聞こえるけど一極集中よりは分散したほうが良いのでは。東京は片側2車線、往復4車線あるような道路でも端の2車線常に路駐や荷物の集配などで実質2車線になってるし、右左折も歩行者が途切れなくて歩行者用信号が赤になるまで曲がれない。

3、GDPにしろ、都市の規模にしろ、大きさを競う時代は終わった。世界的に少子化が進むし、気候変動の制約もあるのだから、質の維持・向上を求めるべきであり、量を減らす中でそれを実現するのは決して実現が容易な目標設定ではない。

4、世界最大の都市や人口最多とか全く魅力は感じない。もし東京がそういうものを目指していたのならさっさと止めた方が良い。どのトップテンに入らなくても魅力的な都市は沢山あるし、自然が豊かで、道路も安全で、災害に強く、眺めも素敵な街の方が良い。そういう街を目指した方が良いと思う。