ドナルド・トランプ元米大統領は、歴代の共和党大統領の中で最も高い支持率を持つと主張しましたが、これを裏付ける具体的な世論調査データは不明確です。最近発表された2件の世論調査では、トランプの支持率は50%を下回っており、純支持率もマイナス12~マイナス6の範囲です。特に共和党支持者内での支持は高いものの、民主党支持者や無党派層を含めた全体の支持率は低迷しています。
CNNの報道によると、第2期での支持率は上昇傾向にあり、ロナルド・レーガン政権以降の大統領の中でも高い評価を得ていますが、ギャラップ社のデータでは歴代最低水準であることが確認されています。
トランプの主張は、一見すると彼の支持者にとって心強いものですが、データの重視と誠実な政治リーダーシップの欠如を浮き彫りにしています。まず、彼の発言は具体的な世論調査に基づいておらず、誤解を招くものであることが問題です。また、支持率を操作するかのような振る舞いが、政治家としての信頼性を損なっています。このような状況に対する解決策として、まず最も重要なのは透明性を持ったコミュニケーションです。具体的な調査データを引用し、自身の主張を裏付けるべきです。次に、彼自身が政治的な立場を超えて、国民全体の声に耳を傾ける姿勢を見せるべきです。
さらに、メディアとしっかりと連携し、多様な意見を尊重しながら事実に基づいた情報の共有を強化することが求められます。最終的には、数値の誤魔化しが一時的な優位性を提供するかもしれませんが、それは長期的なリーダーシップの信頼を蝕む、という重要な認識を持つべきでしょう。この信頼の欠落が、政治的不安定性を助長し、国民の分裂を深める原因になり得るのです。
ネットからのコメント
1、トランプは自分の主観が第一で、事実は問題にしていない。昔都合の悪いデータはみなバイデンが悪いと言ってたし、今は、その数字を出した責任者を首にしろとか言ってる。たしか毛沢東も同じようなことをやっていた。これでよくもまあ米国大統領といえるわと思うのだが、周りの者はどうなっているのか。付き合いきれないと思っても、トランプにあることないこと恐喝されるから何も言えないのか、これはトランプ語として聞き流しているのか。いずれにせよ、でたらめなデータや一時の感情で政治を動かしたらたまったものじゃない。
2、トランプが米国の分断を煽って来たことの何よりの証左だ。
熱烈支持層の支持は更に高まったかもしれないが、それ以外からの支持は凋落の一途。国が分断され、それぞれが逆方向に進んでいる。大統領というのは全ての米国民に対して責任を負わなければならない。そんなことをトランプは忘れているのだろう。反対派への報復で支持層の憎しみの感情まで引き出し、それを支持基盤固めに利用している。米国社会がこの分断の傷を癒やすためには、今後長きを要するだろう。
3、支持率は調査対象を意図的に選定すれば大きく結果が変わるのでトランプは自分に都合の良いデータしか見ない。他の人にやたらと「フェイクニュースだ」と言っているが自分は別らしい。トランプの言動でだんだんと中国と同じようにアメリカも統計をはじめいろんな数字が操作され大国としての信用を失ってくのが目を見えるようだ。
4、都合の良いデータを取り上げて「自分は最高の大統領だ」といい、都合が悪いデータは「フェイクだ、不正だ、陰謀だ」である。これがただの高齢者の戯言であるならば「しょうがない爺さんだ」で済むのだろうがアメリカ大統領でありそんなトランプ氏の言い分を真に受ける人が実際にいるって事はなんとも困った話だと思う。
そんな事が他国だけの話では無く、日本でも起こりつつあるようであるのはいよいよ困った話である。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/640bad11194b93dd10b2f6268b675bd3b9009845,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]