事件概要：政府は外国人滞在・居住制度の見直しを進め、不適切な民泊への厳格な対応を目指している。外国人利用の多い民泊では住民とのトラブルや違法経営の発生が問題視されているため、観光庁のシステムを改修し、2026年度までに違法施設を特定するデータベースを整備する計画だ。さらに、問題がある場合には経営者の在留資格の取り消しも検討される。

加えて賃貸住宅への国籍確認導入や、外国人留学生に関する大学管理体制の強化も含まれる。

コメント：外国人滞在関連の課題に対応する政府の新制度案には改善の兆しが見えるものの、いくつかの重要な問題が浮き彫りになっている。まず住民とのトラブルや違法な民泊経営は、外国人個人の責任だけではなく制度そのものの未整備が根本原因だ。観光庁によるデータベース整備は効率化を図る試みだが、実行までに3年もの時間がかかり、問題の即時解決には程遠い点は批判されるべきだ。

さらに、外国人留学生の在籍管理や国籍確認を強化する方針が含まれるものの、不透明な基準が偏見や差別を助長する恐れがある。この政策が実際に運用された際に、外国人の生活や地域社会との良好な関係構築が無視される危険性を看過するべきではない。

解決策としては、①制度改正までの間の具体的な暫定措置（監視強化と罰金制度）を設ける、②地域住民・外国人双方が参加するトラブル解決窓口の設置、③政府が偏見を抑える啓発活動を積極的に推進することが求められる。

政策の目的は、違法行為の除去のみならず、外国人が安心して暮らせる社会の実現であるべきだ。社会全体が公平性と包摂性を持つべきだという価値観こそ、対立を解消する鍵となるだろう。

ネットからのコメント

1、民泊に関しては、迷惑行為に対して経営者と利用者両方に必ず責任を取らせるシステムを作っていくべきだ。各種施設を政府が一元管理をしていくのは良い事だと思うが、施設内の設備として監視カメラや管理人を置くことを義務付けて欲しい。迷惑行為に対してどこの誰が何を行ったのかを必ず把握し、違反者には高い罰金などのペナルティを課す。外国人経営者には在留資格取り消しだったり、外国人旅行者だったら日本への再入国を禁止するくらいの措置を取っていかないと、地域住民が割を食う現状は改善されないように思う。

2、民泊は廃止でよいと思う。または参入が簡単な分、違反行為があれば即停止するような規制が必要。カズレーザーさんがテレビ番組で。彼が住んでいるほどの（高級）マンション。民泊に使われているのか、宅配ボックスが鍵の受渡しに使用されているようで、常に満杯で使用出来ない状態になっていると。

住人の利便性が棄損されている状態。推察だが、カズレーザーさんのマンション…料理教室や学習塾、宗教など不特定多数の人間が出入りする活動は規約で禁じられているはず。それを無視して民泊やってる。もし、経営・管理ビザで来日している人によって運営されている民泊なら、その時点で停止処分にして、強制送還したいくらい。なんとかならないものだろうか。

3、遅すぎるくらいだが、方向性としては妥当だと思う。無届け民泊やルール無視の経営が、住民トラブルや不適切な在留の温床になってきたのは事実で、放置すれば制度そのものへの信頼が崩れる。一元管理や予約サイトとの照合は最低限必要な対応だ。また、問題を起こした場合に在留資格の見直しを含めて対処するのも当然で、日本人だけが規制を受け、外国人は事実上野放しという状況は是正されるべきだ。

4、まあ、至極当たり前の事だよね。何故今まで放置をして来たのか甚だ疑問でしかない。そもそもこれだけ地域住民との間でトラブルが絶えない民泊そのものを廃止にしたらどうか。そこまでして外国人に媚びる必要は全くないと思う。

民泊よりも地域に住む日本人を大切に扱っていただきたいものである。