巨人の阿部慎之助監督が名球会公式YouTube「名球会チャンネル」に出演し、2025年シーズンに向けて理想のキャッチャー像を語りました。2025年、甲斐拓也捕手が開幕からスタメンを務めましたが、8月に怪我で離脱し、68試合の出場に終わりました。代わって岸田行倫捕手が87試合に出場、打率.293、8本塁打、39打点と好成績を収めました。

また、小林誠司、大城卓三、山瀬慎之助がそれぞれ限られた試合でスタメンとして顔を出しました。阿部監督はキャッチャーに試合の支配力やリーダーシップを求め、来春キャンプでの激しい正捕手争いを予想しています。

阿部監督の指摘は、チーム内のキャッチャーのリーダーシップ不足を浮き彫りにしています。現状では試合を支配し、かつ打撃でも活躍できるキャッチャーがいないという指摘は、チームの勝敗を左右する重大な課題を示唆している。この問題は一部の選手だけでなく、チーム全体に影響を及ぼす制度の欠陥にも通じるだろう。まず、キャッチャーに求められる具体的なスキルと役割を明確化する必要がある。また、若手選手の育成プログラムの充実や心理的サポートの強化が解決策として考えられる。最終的には、リーダーシップを持つキャッチャーを発掘、育成することで、チームは新たな勝利の形を手に入れるだろう。

阿部監督の洞察は未来を見据えた重要な警鐘であり、責任者の意識改革を迫っている。

ネットからのコメント

1、完全に昭和の野球にとらわれてますね。今や4番打者ですら、スラッガータイプではなく繋ぐタイプのチームも少なくない。率も稼げてチャンスにも強くて本塁打も打てるような打者が簡単に見つかれば苦労しない。先発投手も先発完投が理想であっても、勝つためには継投せざるを得ない。捕手も1人固定して試合を支配するような展開を求める時代ではないのは誰が考えても分かる話。だから捕手も投手との相性を考えたりして使い分ける時代。理想像を持つことは悪くはないけど、今いるメンバーを無理矢理理想に当てはめようとするのはまさに素人発想。だから今のメンバーでは物足りないからよそから獲得しようとするんだろうね。勝てる監督は、今いるメンバーでどうやって戦うかを考える。

2、現役時代に原前監督から『完全に阿部慎之助のチーム』と言わしめたほどチームの要になっていたからそれを再現したいのは理解出来るが、それを出来るほどの技量を持った捕手が今は巨人ならずどこのチームも存在しないのよ。

なかったら育てるしかないんだがそれすら出来ないのが現状なのでまずそれを受け入れる度量が必要なんでは？

3、はっきり言って自分が理想とする選手なんて簡単に出てこない。阿部慎之助に必要とされるのは今のチーム状況を踏まえたマネジメント力。柔軟な思考と対応ができなければ優勝なんて夢で終わってしまう。阿部は一度巨人の監督を辞めて一からプロより能力の劣る選手ばかりのチームを作ることの難しさを高校・大学・社会人チームの監督から勉強し、やり直したほうがいいと思う。

4、捕手は、もちろん司令塔としての存在感が必要とは思うが、それに加えて詰将棋のような頭脳が必要になってくると思う。古田さんにはそれがあったかと思うが、阿部さんにそれがあったかと思うと疑問。阿部さんはディフェンスというより、打てる捕手でレギュラーを勝ち取っていると思うので、リードなどのディフェンス能力は岸田捕手や甲斐捕手より劣っていたのではないかと推察します。