有原航平投手が、12月25日に北海道日本ハムファイターズと4年間総額24億円で契約し、6年ぶりに古巣に復帰することが決まった。この動きにより来季の日本ハムは、最多勝投手の有原と伊藤大海の両名を擁し、優勝候補に浮上した。これにより、ソフトバンクから14勝投手を獲得し、戦力を大幅に強化した形だ。一方、元ロッテ捕手の里崎智也氏は、有原が自由契約での移籍を可能にしたメジャー帰りの選手契約体系の抜け穴に疑問を呈している。
この特異な制度は、FA権を持つ日本国内選手に比べて異なり、不公平感が生じていると指摘されている。

契約体系の問題を巡る今回の移籍劇には、制度の抜け穴が浮き彫りになっている。まず、有原航平投手が自由契約で日本ハムに復帰できる背景には、メジャー帰り選手の契約体系が外国人選手と同様に扱われるという点がある。これは日本球団の選手が選ばれる際の基準とは異なり、FA制度を守る必要がない。この制度の欠陥は、国内で活躍する選手達を不利な条件に置いており、選手間の公平性が欠如している。改善策として、まずメジャー帰り選手にも国内選手と同様の契約ルールを適用することが必要だ。次に、FA制度をより公正に運用し、選手間の平等を担保すべき。そして、フリーエージェントに関するルールの透明性を確保し、球団間の不平等を是正することだ。
こうした改革により、現行制度の不平等を解消し、健全な球界の発展を促すべきである。日本のプロ野球が同等の基準で競争するための環境が整えば、選手たちは公平に評価され、その結果として球界全体の成長をもたらすだろう。
ネットからのコメント
1、これがポスティング制度であり、容認された選手には最大限のメリットを受けられる状況にある。有原はあくまで制度の中で自分をより高く売るのを完璧にこなしたとも言える。NPB復帰の際はソフトバンク入団の条件に自由契約を入れていた。FA権を使わず、いかに自分を高く売るかを熟知していた。今後このような動きを考える選手が出てくるでしょう。あくまで球団との交渉なので、フリーであった有原だからこそ出来た動きであり、ポスティング容認ありきである。FA制度は有原にとってデメリットにしか見えていなかった。これが日本球界の現状であり、里崎氏の言うように疑問を呈する人間もいるでしょう。しかし、制度改正の動きは全く見られず、現状のまま制度は利用されていくでしょう。最早、FA権取得するより、ポスティング容認という選手の希望を押し通すかどうかの方が大事という事。
通せる選手が得をする世界です。
2、仮に有原が最初から日ハムに戻っていて同じ成績を残していたとしてもこれだけの高条件の契約は結べなかったと思う。実力を示したのは勿論だけど自分の売り込みがとても上手い選手だと思う。
3、全くの同意見です。ポスティング制度は選手の希望を叶える可否は球団主導なのに、一度日本球団から離れれば選手の思い通りの契約が出来るのは明らかに制度に問題がある。特に上沢のように半年どころか約3ヶ月でメジャーに見切られて夏には日本に戻り元球団の施設でリハビリしながら国内他球団との下交渉を疑うような輩は何らかのペナルティや成約が無ければ快く送り出した球団・ファンが納得出来ない。そして自チーム選手のポスティングを認めていない球団が他球団のポスティング移籍・帰国した際に契約出来る理不尽も改正の必要がある。なのにお飾りコミッショナーはファンの意見を無視するかのように何の意見も提言せずに球団が提言するCS制度の見直しにご熱心な様子でどちらに目を向けているのか分からない天下り人間で全く期待出来ない。
4、2年連続の最多勝とはいえ、さすがに年齢を考えたら4年契約は驚き。
球団側にはリスキーかな。メジャー帰りで最初から日ハム選んだらここまではもらえなかったはず。有原側からしたらしてやったりというか上手い売り込み方だったと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4d7a76155bae537e433466560d016acb783cde34,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]