2024年5月から2025年1月に、北海道、新潟、兵庫など9都道県にわたる21自治体で行われた調査によると、衣料品の洗剤や柔軟剤に含まれる香料の人工化学物質により、約8千名の小中学生のうち10.1%が学校で頭痛や吐き気の体調不良を経験していることが判明しました。また、約2千名の未就学児を含む全体では、体調不良を経験した子どもの割合は8.
3%に上ります。この状況を「香害」と称し、日本消費者連盟などの「香害をなくす連絡会」と、超党派地方議員による「香害をなくす議員の会」が、文部科学省に全国的な実態調査と啓発活動の強化を求める要望書を提出しました。教室内での体調不良が学習環境を損なっていると指摘されています。
この調査結果は、こどもの健康と学習環境が化学物質によって脅かされていることを示しています。現状、人工香料を含む製品の使用が広範囲に影響を及ぼしているにもかかわらず、有効な対策は未だ成されていません。制度の欠陥は明らかで、家庭での日常的な製品選択がこどもたちの健康に重大な影響を与えうるにもかかわらず、情報と教育が不足しています。そのため、次のステップとして、以下の3つの解決策を提案します。1. 国が主体となり、全国的な実態調査を迅速に実施。
2. 学校や教育機関で香料に関する健康への影響について啓発活動を強化。3. 消費者向けに人工香料の健康影響についての情報提供を義務付ける。これらの施策は、こどもたちの健康を守るために必要不可欠であり、無視されている現状は、無知が生み出す持続型の危機とみなすべきです。
ネットからのコメント
1、メルカリで子供服を購入したら、開けたらリビング中に柔軟剤の匂いが広がる激臭のものが届きました。アイロンも梱包も丁寧にされていたのですが煮沸洗濯しても取れないレベルで、残念ですがとても子供に着せられなかったです。こんなに強い柔軟剤を毎日着て、そこのお子様や家族は健康被害や香りのトラブルになっていないのか心配になりました。
2、隣のベランダから毎日すごい香りが漂ってくる。多分高齢者を介護してるから匂い付きじゃないと家の中が大変なのかもしれないと思うとなかなか言えない。メーカーも、販売中止が無理なら、もう少し使用量の目安を減らして書いて欲しいわ。目安量入れなくても十分におうし、柔軟剤毎日使ってる人ってだんだん麻痺して香る自覚なくなってると思う。
3、匂いの強い製品が増えたのもあるし、食品や花粉にアレルギーがある人が増えてるって話もよく聞くので、二重の要因なのかなと思う。自分はアレルギーや過敏症ではないけど、匂いの強い洗剤類や化粧品類は苦手だ。体臭に気を使いすぎて逆に臭くなっちゃってる人も結構いるよね。香料が強い洗濯用柔軟剤なんかは、水質汚染を加速させるって説もあるし。ま、スポンサーの絡みでメディアがあれらを糾弾することは不可能でしょうね。
4、対象としてあがっているのは、どこのメーカーの何という商品なのでしょうか。それがわからないと対策が立てられないのですが。香り付き柔軟剤はすべてだめなのでしょうか。ビーズ形状のは、コマーシャルのように洗濯物にまいて洗濯すると、洗濯物が脱色したりして大変なことになることがあります。メーカーに問い合わせたところ、「ときどきそうなりますので、一度お湯で溶かして液体にしてから洗濯槽にまくように入れてください」と言われてしまいました。つまりコマーシャル通りにやると、洗濯物が脱色することがあるそうです。皆様お気を付けください。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d753c9d2f99efb09b810474415b9caaceb3bd1d9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]