兵庫県知事である斎藤元彦氏に対する地方公務員法違反容疑の告発状が、20日に神戸地検によって受理された。この告発は、井ノ本知明元総務部長による疑惑告発者の私的情報漏えい問題に端を発するもので、斎藤氏と片山安孝元副知事の関与が疑われている。県の第三者委員会は5月に行った調査で、井ノ本氏が県議3人へ情報を漏らしたことを認定し、斎藤氏と片山氏が指示した可能性が高いと報告。
しかし、斎藤氏は指示を否定し、井ノ本氏は職責として正当な業務だったと主張。片山氏も行為が適正であるとコメントしている。告発状によると、昨年4月上旬、斎藤氏が井ノ本氏に告発者の私的情報を議会側に通知するよう命じたとされ、片山氏はその報告を受けて容認したとされている。
この事態は、公共の情報管理及び行政府の信頼性、誠実性に重大な疑問を投げかけている。私人情報が関係者によって漏洩されたというこの事件は、制度の欠陥を露呈していると言えよう。まず、このような情報漏えいを防ぐためには、情報管理に関する規制を強化し、公共機関内での情報取り扱いに厳格なルールを設けることが必要だ。また、情報漏えいが明らかになることによって信用が失われた場合、措置が講じられないことが信頼喪失につながるため、透明性のある捜査を実施し、問題が明るみに出た場合は迅速かつ厳格に対処する運用を確立すべきだ。
関与者に対する厳しい処罰が前例として必要で、同様の事件発生を抑止するための手段を講じるべきである。道義的責任をしっかりと問うことによって、再発防止への道を模索し、候補者の誠実さを社会全体で監督する仕組みの必要性を強く訴える。
ネットからのコメント
1、告発状が「受理された」というニュースが大きく取り上げられていますが、実のところ受理自体は何の特別な出来事でもありません。地検は基本的に出された告発を形式的に受け取るだけで、それが即ち罪に問える証拠が揃ったことを意味するわけではないのです。本当に重要なのは、その後の捜査で事実がどう裏付けられるかという点でしょう。受理という段階で大騒ぎするのではなく、冷静に推移を見守る必要があると思います。
2、知事への賛否関係なく、告発状が受理されただけでは何の意味もありません。起訴されるかどうか、そして有罪になるかどうかが重要です。この件以外にも色々と告発されてますが、それがどのような結果になるのか。そこに国民は注目してると思います。一体、いつになったら結果が出るんですかね。
兵庫県知事選挙から、すでに9ヶ月以上経過してるというのに。
3、指示したかどうかが最大のポイントなのに、そのポイントを絞らせずに井ノ本氏を定職3ヶ月の処分としたのは疑問しかない。そして、井ノ本氏とどういうやり取りがあったかも、この知事は支持はしていないとしか答えない。不誠実な知事だとは理解したが、この件は、はっきりさせなくてはならないと思う。
4、上脇教授らとにかく告発を連発し、メディアがそれを大きく取り上げるという活動が延々と続いていますが基本的に告発があれば受理するものなのでこれで興奮して悪辣なコメントを連投するのは控えましょう。色々受理されていますが何一つ起訴や有罪となった件は無いのが現状です。近年の上脇教授は受理後に会見を開くのが目的となっている節があるので冷静に見る必要があります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/24e61e76903b7c504474d29f1cd204917bc3cfda,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]