奈良県安堵町で16日朝、72歳の男性が運転する車が横断歩道を渡っていた7歳の女児を含む3人に相次いで接触し、重軽傷を負わせた後、現場から逃走した事件が発生しました。最初の接触は午前7時40分頃で、女児は足首を骨折する重傷、付き添いの男性教諭も軽傷を負いました。その約1分後、同じ車が300メートルほど離れた場所で自転車に乗っていた42歳の女性に接触し、女性は顔面を打撲しました。
警察は無職の岸本義孝容疑者をひき逃げの疑いで逮捕。岸本容疑者は容疑を認め、「通院のため急いでいた」と供述しています。

この事件は、緊急性が高くない個人的な理由で公共の安全を無視した行動が大きな事故を引き起こした典型です。72歳の岸本義孝容疑者が「通院のため急いでいた」との言い訳で3人に重軽傷を負わせた責任は極めて重大であり、ただの過失では済まされません。高齢ドライバー問題や交通安全の義務感不足が背景にあります。まず、運転に必要なフィジカルおよびメンタルな適性を年齢に関わらず定期的に診断する制度の見直しが急がれます。次に、高齢者に対する運転免許の更新制度をより厳格にすることが考えられます。加えて、公共交通機関の改善を通じて、車に依存しなくても通院や生活が可能な社会基盤を整備する必要があります。
この事件は、個人の無責任な行為が公的安全にどう影響を及ぼすかを痛感させ、今後の制度改革に向けた強い呼びかけとなるべきです。
ネットからのコメント
1、高齢者の運転技術の低下とはかけ離れた問題を抱えていますね。こんな思考になる者がハンドルを握ってるのかと思うと、いつ街中の車両が突っ込んでくるのかわからないです。車事情はあるかと思いますけど、あまりに高齢者事故の報道が多いので、免許が18歳からなら返納年齢も決めていいんじゃないかなと思います。
2、集団登校中の小学生と付き添いの教諭をはね、そのまま逃げたうえ、わずか1分後に別の女性までひいて再び逃走する――あまりにも身勝手で、言葉を失います。自分の通院を理由にしていますが、子どもが重傷を負い、複数の被害者が出ているにもかかわらず、その場を離れる判断をした時点で、人としての責任感は完全に欠如しています。横断歩道を渡る7歳の女の子を守るべき立場の大人が、車を運転する側として最もしてはいけない行為を重ねたことに、強い憤りを覚えます。これは単なる事故ではなく、悪質なひき逃げであり、年齢や事情を理由に情状を考慮すべきではありません。
厳正な処罰をもって、その身勝手さの重さを思い知らせるべきです。
3、年齢関係なく、朝時間がないからなのかスピードなかり出してる車結構いますよね今日の朝も、近所の方がフルスロットルで駐車場から飛び出していくのを見かけましたが、自分の子供乗っててそんな運転よくできるなー、って思いましたその家の子供と我が家の子供は同級生なのですが、どうか同じクラスにならないでくれ面倒だからって願っています
4、午前7時40分とは、通勤、登校でとても混みあう時間。病院の通院だか何だか知らんが、ひき逃げして自分の都合を優先するとかどう考えてもおかしいでしょ。そういった判断ができないということはすでに認知症が始まっている証拠。2件のひき逃げであれば収監される可能性も大きい。今後は通院しなくても済むね。とはいえ、高齢者の免許講習がザル過ぎるからこういうことになる。「免許がないと地域で生活できないから」という教官の話も聞いたことがあるが、だからといって事故を起こす可能性のある危険な人間に鉄の塊を運転させるべきではない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/56afdc3614cb9806b93a384288f9ede46f6da6e4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]