伊東市の田久保眞紀市長は、市広報誌や報道機関の経歴調査票に「東洋大学法学部卒業」と記載していたが、実際には除籍であることが判明。7月7日に辞意を表明したものの、7月31日に会見で撤回し続投を宣言した。これを受け、市民は8月8日に市役所前で「地方自治を破壊する市長は辞職せよ」と書かれたプラカードでサイレントデモを実施。同日、伊東市女性連盟は辞職を求める署名活動を行い、騒動は2カ月以上続く混乱状態となっている。
市長が学歴を偽り、発覚後も続投を選ぶという事態は、政治家の根幹である信頼を根こそぎ揺るがす。説明責任を果たさず、市民の声を無視して職に留まる姿勢は、地方自治の理念を踏みにじる行為だ。背景には、辞職が政治的損失や派閥対立を招くことを恐れる構造がある。改善には、①経歴詐称に対する法的罰則強化、②自治体トップの倫理規定と任命制限の明文化、③市民が直接解職を求められる制度の実効性強化が不可欠だ。政治は契約であり、信義なくして成立しない。市民の信頼を裏切る権力は、正当性を失った瞬間から存在理由を失う。
ネットからのコメント
1、チラ見せしかしなかったのは偽物だと自覚している証拠。偽物だと自覚しているということは卒業していないと自覚している証拠。しかしここまで嘘を重ね、開き直っている以上、おそらく法的拘束力のあるものでしか退陣しないでしょう。不信任決議可決→議会解散→再可決→失職が最短ですかね。費用も時間もかかりますが、これ以外辞める事は無いのではないかと思う。
2、大学を除籍されたことは自覚しているのに手元にあるという卒業証書は人には見せない。大学が除籍者には卒業証書は発行していないと明言(当たり前だけど)したのだから手元にあるのは偽物で間違いない。偽物でも友達が遊びで作ったものなら見せればいいのにそれ以上の揉め事にはならないだろうから。でももし友達が作ったものではなくて本物として使おうと本格的に偽造したものならさらに罪が重くなるから見せられないと思う。
3、学歴詐称についての説明責任ももちろん必要だけど、なんかもう根本の問題より、その後の対応の悪さで招いた事態、これだけ市政や市民を混乱させた責任を取るべき。まずはすぐに辞職して、その後ゆっくりと学歴詐称についても取り調べを受けるべきだ。
4、伊東市で生まれ育った人で市のことを『しっかり』考えられる人を選び直して再出発するのが良いでしょう 現市長は所詮他の地から自分が生きるために流れてきたよそ者に過ぎないと思うし真の地場に対する愛着なんて無いと感じます
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e10f8279a07f1a320bf218bc7518ff49c680395d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]