事件概要
広島県代表・広陵高校は、兵庫県西宮市の甲子園球場で開催中の「第107回全国高校野球選手権大会」に出場を辞退しました。辞退理由は、野球部内で発生した暴力事件がSNSで拡散され、生徒への二次被害や大会運営に影響を与えたためです。広陵高校の堀正和校長は10日に会見を開き、SNSの影響を説明しました。
これに対し、広島市議会議員の椋木太一氏は、学校側が問題の本質をSNSの炎上にすり替え、被害者ポジションを取ろうとしていると批判しました。また、初動対応の不備や暴力事案への認識の甘さが根本原因であると指摘しました。
コメント
学校や高野連が暴力事案に対する本質的な認識を欠いていることが、今回の事態を引き起こした根本的な問題です。暴力事件をSNS炎上にすり替えることで、真の解決策が見えなくなり、事の本質が置き去りにされています。SNSで拡散された情報に過度に反応し、辞退という結論に至るのは、問題の本質に対する無理解と過剰な反応です。教育現場での暴力に対して、学校や高野連は迅速かつ適切な対応を行うべきであり、再発防止のためには、暴力防止の教育強化や、問題発覚時の透明な対応が不可欠です。
また、メディアは事実の報道に徹し、炎上に巻き込まれることなく、事態の本質を正しく伝える必要があります。
ネットからのコメント
1、全ては見ていないが昼間のどの番組も時系列に事件を説明してSNSで炎上がきっかけで辞退という流れで報じていた。確か被害者の方は警察署にも学校にも相談していましたよね?(お母さまのインスタによれば)朝日新聞や地元マスコミにも。でもほぼ無視されたので『私たちは我慢しなければならいのでしょうか』と投稿。この事実は一切触れない。何か妙な違和感を感じたのが自分だけではないことにほっとしました。
2、SNSで誹謗中傷が拡散したから辞退する事になったのではありません。大人達が適切な対応をとらなかったから、辞退せざるを得ないまでに状況を悪化させてしまったんです。全ては本件に関わった組織の責任者たる大人達が、物理的暴行や性暴力を受けた被害者へ寄り添わなかった事が要因です。それを適切に行っていれば、そもそもSNSでの炎上など起こっていないんです。その認識と対応無く、SNS悪玉論を掲げて他責的な恨み節を言っても、何も響かず何の解決にも繋がりません。
兎にも角にも、まず自分の振り返りから始めるべきだと考えます。
3、その通りですね。SNSはとどまりません。同時に、オールドメディアでは報道しないことを瞬時に報道します。昔の体質とオールドメディアには、甘さがあるんですよ。高校も高野連も、本音は、『不祥事に蓋をしたのでやってしまおうと思った。しっかし、こんなに凄いことになるのかあ。ベテラン揃いの我々にはまったく思いもつかなかった』との思いでしょうね。大切なこれからは、SNSを甘く見ないで、まじめにやることです。まじめにやる・・これほど簡単で、当然で、永遠に安心なことはありません。
4、この市議の発言は極めて的確で、まさに核心を突いています。問題の本質は「暴力行為」と、それに対する学校側と高野連の鈍すぎる初動対応にあるのに、まるで「SNSが悪い」「被害者は自分たちだ」と言わんばかりの広陵高校の姿勢には開いた口がふさがりません。いまや広陵は、地元・広島からすら信頼を失いかけており、教育機関としてもスポーツチームとしても未来が見えない状態に陥っています。
被害者をないがしろにし、SNSのせいにして逃げる――そんな体質のままでは、どんな指導体制を整えようとも何も変わらないでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/85522b7dead159eb47e932e62c1619de42998e66,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]